管理栄養士問題受験資格と難易度

管理栄養士は、国家資格になります。
栄養士と比較されますが、管理栄養士は、栄養士の後で、出来た資格で、栄養士の上級資格といえます。

まず、管理栄養士になるには、栄養士の資格を所持していることが必要です。

栄養士になるには、栄養士養成施設として指定認可された昼間の学校に入学して、その課程を履修して、卒業する必要があります。　　

栄養士養成施設は、4年制大学と専門学校がありますが、いずれも卒業すれば、栄養士の資格はとれます。

しかし、管理栄養士の受験資格は、栄養士養成施設の修業年数と実務経験を合わせて、5年となっており、4年制大学の管理栄養士養成課程を卒業するのが、一番の最短のルートといえます。

管理栄養士の試験は、年に1回で3月中旬ごろに実施されます。
試験科目は、9科目で、内容は、社会・環境と健康、人体の構造と機能および疫病の成り立ち、食べ物と健康、基礎栄養学、応用栄養学、栄養教育論、臨床栄養学、公衆栄養学、給食経営管理論になっています。合格率は、平成25年が、48.9％となっています。

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管理栄養士の平均年収は、300万円〜400万円となっています。

資格手当がつく場合は、5千円〜1万円といわれており、栄養士に比べても、給与は高いといえます。

日本は、高齢化社会になり、生活習慣病にかかる人が増えて、健康と美容に関心を持つ人が増えてきています。最近は、テレビでも健康に関するテーマを多くの番組で取り扱っています。
したがって、栄養に関する専門的な知識を持ち、唯一の国家資格である管理栄養士は、注目されており、需要が高まっているといえます。

管理栄養士の主な就職先は、病院が多いですが、最近では、食品メーカーや研究所に就職している人もいます。

　また、管理栄養士の資格は、一生、有効です。管理栄養士の資格所持者は、ほぼ女性です。(最近は、男性も増えてきています。)　

普通の会社であれば、いったん、結婚して、子育てが落ち着いた後だと、また仕事に復帰するのは、大変です。
しかし、管理栄養士の資格を持っていれば、その資格を生かせば、仕事に復帰しやすいともいえます。

　さらに、管理栄養士は、調理などに携わるばかりでなく、栄養のプロとして講師業もできます。講師業の場所としては、専門学校、保育士の学校、料理教室などが挙げられます。
食や栄養に関心を持っている人は増えており、講師業の活躍の場も今後は増えてくると予想できます。

　また、個人的にも、家族の栄養面を考えてあげることができるようになり、毎日の欠かせない食事がより充実したものとなるため、いろいろな場所で活躍することができる管理栄養士は、人気の資格といえます。