管理栄養士の需要、必要性、就職先や報酬について
管理栄養士は栄養のプロとして、唯一の国家資格です。
現代の日本では食べ物は豊かなのに、栄養不足から健康を害してしまうケースが少なくありません。
たとえば小学生がお菓子ばかりを食べてしまう、あるいはお年寄りがたんぱく質が不足して病気になってしまうことが少なくないのです。
そこで、栄養学を学んだ管理栄養士の活躍の場が広がっています。需要は多いです。
国民の病気を防ぐことは国の医療費削減の点からも重要なことで、ますます管理栄養士の必要性は高まるといえます。
管理栄養士の就職先は
具体的には病院や診療所、老人ホームなどの介護福祉施設、学校や幼稚園・保育園、給食センター、レストランなどです。
コンビニやスーパーの弁当も健康志向が高まっており、こうしたお弁当のメニュー作りにも管理栄養士が重宝されます。
病気や怪我などで医療機関に入院している方に栄養たっぷりのお食事を提供したり、高齢者の方が元気で暮らせるための食事を考案したり、管理栄養士にはいろいろな就職先が待っているといえます。
また、近年栄養士が監修したサプリメントや、お茶「キャンドルブッシュ （デルリズム）」などが発売されているため、通販の商品企画会社などの就職先も期できそうです。管理栄養士のきちんとした栄養選択と臨床試験をもとに発売した商品などは信頼度もたかそうです。
管理栄養士の収入はどれくらい？
管理栄養士の気になる収入はどれくらいでしょうか。
もちろん経験や仕事の内容によっても異なりますが、年収300万円から400万円という方が多いようです。
管理栄養士さんは女性が多いです。女性は一般に男性に比べて収入は低くなってしまいがちですが、管理栄養士なら国家資格であり、女性でも一定の収入を得やすい資格です。
管理栄養士は収入以外にも、やりがいがあるというメリットがあります。病院での勤務でしたら、おいしい入院食を作って患者さんから感謝されたり、栄養指導によって患者さんが元気を取り戻す、といったやりがいがあります。
また、多くの施設で必要とされる国家資格だけに、就職先も多いです。管理栄養士は安定性のある国家資格だといえます。